人 | human

仲間と未来をつなぐ ひとりひとりのたにもとスピリット
荒木祥二 土木部課長 1992年度入社
荒木祥二

国土をつくり人々の生活を守る、誇りある仕事

仕事内容

港湾土木とは海に国土をつくり、人々の生活を守る仕事。誇りに思っています。

私の担当は横浜港の『南本牧ふ頭第5ブロック廃棄物最終処分場建設工事』。海上に廃棄物処分場を建設する仕事です。もともと何もない海底面を長期間かけて大規模に埋め立て、その土地に廃棄物処分場を建設していきます。今回私が担当するのは埋め立てた土地に穴を掘る仕事です。見た目には工事前と工事後の景色が変わりません。形としては見えませんが、人々の生活を守るという責任にやりがいを感じています。

2013年に横須賀の北下浦海岸で保全整備工事を担当した際、100メートル沖にブロックを組み合わせて人工的な堤防をつくりました。目的は波による海岸線の浸食防止。台風や季節風が吹くと高波になります。沖からの波は非常に強力で、海岸の土砂が海へ流出し、海岸沿いの道路や民家に影響が出る恐れがあります。沖合にブロックを設置することで波の勢いを弱められるのです。

海が相手ですので気象や海象、波の高低、うねりの大小によりスケジュールが大幅に狂い、徒労感に襲われ落胆することも少なくありません。ある時、毎日顔を合わせていた海岸沿いの民家の方たちから「難しい状況の中、私たちのために頑張ってくれてありがとう」とねぎらいの言葉。うれしかったですね。自分の手掛ける仕事が目の前の方の役に立っている! 苦労が吹き飛ぶ瞬間でした。

仕事は自己研さんの場であり、自分の支え

たにもと建設はどんな会社

これほどのびのびと仕事をさせてくれる会社はないのではないでしょうか。それだけ信頼をおいてくれ、成長したいと思う者に積極的に手を貸してくれる職場だと感じます。

私にとってたにもと建設は専門技術と組織管理を学ぶ自己研さんの場であり、自分の支え。今回の仕事では3億円という現場を任され、協力会社・専門会社の方を含め25人ほどをまとめることを通じ、日々、鍛えられています。

私は横浜で生まれ育ったこともあり、山下公園、大さん橋等はよく遊びに行っていた場所。いずれは横浜の海に携わる仕事に就きたい、なじみがある場所で役立ちたいという思いがありました。たにもと建設の専門が横浜の港湾土木だったことが、入社の決め手でした。入社以来変わらない点は社員の家族的な雰囲気。力強く応援してくれる先輩方に支えられて、今に至っています。

仕事とは困難の連続。どう挑戦するかが成長の鍵

これから入社される方へのメッセージ

社会に出ると楽しい経験もありますが、とまどうこともあります。難しい局面も必ずやって来ます。仕事とは困難の連続。そこから逃げずに、どうやって向き合っていくか、どう前向きに挑戦していけるかが肝心です。困難を乗り越えるたび、ひとつずつ成長し、手ごたえを感じることが自信につながるからです。

私もまだまだ未熟な部分はありますが、ともに乗り越えていけることを楽しみにしています。

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